快適に仕事ができる家造りのポイントとは?


書斎の重要性を理解しよう

社会においてワークライフバランスが重視されるようになる中で、テレワークなどを活用して自宅で仕事をする人が増えています。もっとも、一般的な住宅は、あくまでも私的な生活をするために設計されていることがほとんどですので、そのままそこで仕事をしようとすると何かと不自由な思いをするケースが少なくありません。そうならないようにするためには、家造りの段階から、仕事ができる環境にするという前提に立って設計を行う必要があるのです。その際に重要になってくるのが書斎の存在です。リビングや寝室はあくまでもプライベートな空間として作られるため、必ずしも仕事をするのには向きません。仕事専用ではないにせよ、ある程度プライベートと切り離した時間を過ごせる書斎は、仕事をする上で非常に使い勝手がよいのです。

書斎を作る上での注意点とは

では、書斎を作る場合にはどういった点に注意しなければならないのでしょうか。これに関して、まず一つ言えるのは、必要以上に広い部屋にしないほうが良いということです。というのも、部屋が広すぎると、気分が落ち着かなくなって、かえって仕事に集中できなくなってしまう可能性があるからです。しっかりと仕事に打ち込める空間にするためにも、書斎の広さは6畳から8畳程度にしておいた方がよいでしょう。また、それに加えて、室内に仕事道具をなるべくコンパクトに置いておけるようにするために、書斎には収納スペースを設けるようにするのがおすすめです。

本来、読書や執筆のための部屋でしたが、現在では、リモートワークや趣味の部屋など様々に用いられる小部屋を書斎といいます